舌小帯(ぜつしょうたい)/上唇小帯(じょうしんしょうたい)

ぜつしょうたい、ってなんですか??

ベロの下の筋です。
これが短いと、舌ったらずになったり食べるのが遅くなったりします。
カラスをタラス、サカナをタカナといっていたら要注意です。
舌小帯を切って、ベロの運動をすることで改善します。

健先生

え?切るんですか?(汗)

ちゃんと麻酔が効く手術なので大丈夫です。(歯科麻酔専門医です)
その手術はいっぱいやってきたので(口腔外科専門医です)、安心して相談してください。

健先生

舌小帯(ぜつしょうたい)とは?

舌の裏側の真ん中にあるスジ状のものです。
赤ちゃんの時は厚くて短く、舌の先端近くまで付いていますが、成長とともに舌が大きくなることで引き延ばされて、舌の先端から中間に移動していきます。

舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)とは?

舌小帯が舌の先端に近い位置まで付いるため、舌の動きが制限を受け、舌ったらずになったり食べこぼしたりなどの機能障害を起こす状態です。

検診で指摘を受けることがありますが、泣いていると見過ごされる場合もあります。
舌小帯強直症(ぜつしょうたいきょうちょくしょう)、舌小帯癒着症(ぜつしょうたいゆちゃくしょう)、舌癒着症(ぜつしょうたいしょう)とも呼ばれます。

舌小帯短縮症の治療方法は?

舌の運動障害があったとしても、唇や頬と補い合って発音や摂食(せっしょく:モグモグゴックン)機能に影響が生じないこともあります。
治療法は手術一択ではないので、以下についてご説明・相談したうえで治療に入ります。

  • 運動療法(舌の動きの訓練)
  • 外科療法(舌小帯伸展術:ぜつしょうたいしんてんじゅつ)

※手術になった場合には、経験豊富な口腔外科医(日本口腔外科学会認定医)が担当します。
※術後の舌の運動療法まで含めて、対応します。