歯の移植・再植

歯の移植・再植って、どういうことですか??
そんなことが出来るんですね。
ええ、よくやります。
歯の移植で成功したらラッキーなんですよ。
感染しなければ、くっつきます・・・歯がなくなっても自分の他の歯が使えることを知ってほしいです。

健先生

歯の移植(いしょく)とは?

医科で「生体肝移植」「肺移植」があるように、歯科でも歯を失った部分に健康な歯を移植する「歯牙移植(しがいしょく)」という治療方法があります。
歯を失った際の治療の選択である、ブリッジ・入れ歯・インプラントと並ぶ治療法の一つです。
口腔外科の領域なので、経験と技術が必要です。(当院院長は口腔外科認定医です)
どんな場合に歯の移植が出来るの?
根の形が同じ歯で、移植する歯が健康な場合です。
同じ日に移植する歯を抜歯して、移植・固定します。
(同日に移植が出来れば、保険適応内で治療が可能)
数週間後、根の治療(根管治療)を行い、土台を立てて、被せ物を装着します。
歯の再植(さいしょく)とは?
歯を1度抜いて「歯根端切除(しこんたんせつじょ:歯の根の悪いところを取る)」をして、中の汚かったところを全部掻き出してから再び歯を戻す方法です。
専門的には意図的再植術(いとてきさいしょくじゅつ)といいます。
歯を抜く前提で「うまくいったら戻せる」という感覚の、あくまでも「最後の手段」として考えています。
どんな場合に再植が出来るの?
歯の根っこの治療で治らない、且つ歯根端切除ができない場合にトライする方法です。